左手は火足りすなわち陽にして霊 右手は水極すなわち陰にして身 ~「天地明察」 冲方丁 

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 天地明察は面白いですね。

冲方丁のファンになりそうです。

 

印象的だった箇所があります。柏手の意味を作者なりに解釈したくだりです。

左手は火足(ひたり)すなわち陽にして霊。 右手は水極(みぎ)すなわち陰にして身。

拍手とは、陰陽の調和、太陽と月の交錯、霊と肉体の一体化を意味し、火と水が交わり火水(かみ)となる。拍手は身たる右手を下げ、霊たる左手へと打つ。己の根本原理を霊主に定め、身従う。このとき火水は神に通じ、神性開顕(しんしょうかいけん)となって神意が降りる。

手を鋭く打ち鳴らす音は天地開闢(かいびゃく)の音霊(おとだま)、無に宇宙が生まれる音である。それは天照大御神(あまてらすおおみかみ)の再臨たる天磐戸(あまのいわと)開きの音に通じる。 拍手をもって祈念するとき、そこに天地が開く。そして磐戸が開き、光明が溢れ出る。

 

これを引用したブログも結構ありますね。

柏手を打つ際には右手を下げて、左手を上げて打つ、という解説も様々なサイトで出ています。(山口県神社庁大平山神社など)

こういうことをちゃんと知ったうえでお参りすると、神様へのお祈りの仕方も変わってきますね。(と言うか本来そうであるべきか・・・ちゃんと誰も教えてくれないんだよなー)

 

天地明察 上 (角川文庫)

天地明察 上 (角川文庫)

天地明察 下 (角川文庫)

天地明察 下 (角川文庫)