ドーン 平野啓一郎

まずこのタイトルネームに引かれた。

「ドーン」ってw 喪黒福造じゃないんだし。

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全体を通してテーマが暗くて、好きな感じです。

でも最後はなんとなく希望も持てて、終わりがいやらしくない。うまいなーと思いました。

内容には米国大統領選挙、火星旅行計画、AR(添加現実)、Dividualism(分人主義)、テロリズム、といったさまざまな要素がちりばめられていて、ちょっと自分の仕事とリンクするものもあって興味深い。これ2009年の作品ですよね。

東京で大地震が起こるという設定なんだけど、2011年の東日本大震災前に書かれていることはまたちょっと何かを感じる作品。

 

ちなみに過酷な状況下に2年半押し込まれて火星まで有人探査に行くわけだけど、なんか、最近NASAで30日で火星にいけるエンジンを開発中って記事がちょっと前のGagazineに出てました。

 

火星ヘ30日で行けるようになる核融合エンジンの研究をNASAが支援



NASAや民間企業によって火星に人を送り込む計画が進行していますが、現時点で火星を往復するのにかかる時間は4年以上、燃料にかかるコストは打ち上げだけで120億ドル(約1兆2000億円)になると予測されています。「もっと安価に、短時間で火星旅行を」ということで、ワシントン大学の研究チームによって進められているのが30日で火星に到達できるようになる核融合エンジンの開発です。

出展:Gagazine

お話が成り立たなくなっちゃいますね。余談でした。

ドーン (講談社文庫)

ドーン (講談社文庫)