貴婦人と一角獣展に行ってきた@国立新美術館 The Lady and the Unicorn

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 やっと行ってきました。貴婦人と一角獣展。

 

ガンダムUCの物語を語るに重要で鍵となるこのタピスリー。一角獣(ユニコーン)、獅子、箱。見に行かないわけにはいかない。

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んで、いきなり入口で待っていたのは、音声ガイドのサービス(500円也)。

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朗読:(シャアの)池田秀一、語り:(”オードリー”・ヘプバーンの)池田昌子とあるじゃない。ニクイ!ニクすぎる!

そりゃもう、聞かないでいられないじゃないすか。ってなわけで入場料に加え、さらに500円払いましたよ。。。明らかに狙いだ、狙われている!

 

図録にもガンダムUCについてちょっとだけ載っている。(買ってないけど)

 

そして素晴らしかったです。この作品の特徴である6つの一連の作品が一望できる会場がまた良かったです。タピスリーってこんなにも美しいもんだったんですね。

 

 この作品は 人間の五感である「触覚」「嗅覚」「味覚」「聴覚」「視覚」と「我が唯一の望み」と言われる6つのタピストリーで構成されています。最後の一枚は「愛」「知性」「結婚」等と言われているらしいですが、諸説あって未だ謎だそうです。

中世ヨーロッパでは、5つの感覚は魂に近いもの程次元が高いと考えられていたそうで、物質から精神世界へ近づくことでより高見に行くことができる。それが上記の順番となって、6番目のタピスリーの解釈になっているとか。

 

ただ私にはそんな風には見えませんでした。

もちろんド素人で専門知識なんか何もないので、ただの見た目だけですが、”恋愛”の一連の事象を表したもの以外の何者でもないような気がしました。(世俗にまみれ過ぎ??)

 

以下、勝手な解釈・・・(メモ的なんで読み飛ばしてください)

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最初の「触覚」と呼ばれるものは、出会いじゃないかな。ユニコーンの角や旗を持つこと、獣たちに鎖やベルトがついていることが、抑制・従順の象徴なら、近づく男をまだ許していない状態。

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「味覚」は恋する二人が恋愛初期に求め合う姿。雄々しく吠える獅子、後ろ立ちて旗持ちをする獅子とユニコーン、はためくマントと女性の被り物。気持ちが高ぶり紅葉する様子に見えました。

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「嗅覚」は恋愛安定期。花冠を編むのは女性が男性に向けて贈り物をする象徴。獅子とユニコーンも「嗅覚」より大人しめに、でもしっかりと旗持ちをしていることで男が女に従順になっている様子を表しています。

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「聴覚」は恋愛の倦怠期を表しています。獅子とユニコーンは旗持ちこそしているものの、支えの背後に回り女性に背を向けています。女性は音楽を一身に奏でることで不安を隠しています。前の二つの女性の表情は笑みがありますが、こちらは若干浮かない表情にも見えます。

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「視覚」はプロポーズ。女性は鏡を使い、この男で本当に良いのかを見定めようとしています。また旗が「触覚」のタピストリーと同じく一つになっていることから、結婚を改めて初めてあった頃の気持ちを取り戻そうとしています。ユニコーンが女性の膝に前足をのせて従順を示すとともに、ドレスの裾をめくり女性を求めています。

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「我が唯一の望み」は結婚です。真っ赤なドレスが情熱を表しています。箱を開けて手を入れている姿があります。同時に展示されていた鉄の小箱の解説ではこうありました。”鉄の小箱はその人そのものを、鍵と錠前は愛するもの同士を結ぶ感情と肉体的な官能の世界を暗示している”と。ともなれば、天蓋の中へと向かって男を受け入れるために装飾を外している、と解釈できそう。

以上失礼しました・・・

 

 

何にせよ、素晴らしい作品であることは間違いないです。

機会があれば是非見に行って下さい。大阪での展示も予定されています。

 

貴婦人と一角獣展

 The Lady and the Unicorn from the Musée de Cluny, Paris, France

(東京)

  • 会期:2013年4月24日(水)-7月15日(月・祝)
  • 休館日: 毎週火曜日 (ただし4月30日(火)は開館)
  • 会場 :国立新美術館 (〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
  • 開館時間 :午前10時-午後6時 金曜日は午後8時まで (入場は閉館の30分前)

(大阪)