【読書】「空白を満たしなさい (上・下)」平野啓一郎

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平野啓一郎の 「空白を満たしなさい」を読んだ。

彼の「分人」をテーマにした作品のうちの一つ。

以前同じ「分人」をテーマにしていた「ドーン」を読んだけど、あのときはあまり分人について強い印象がなかったのですが、今回の「空白を満たしなさい」はかなり「分人」について深く踏み込んだ作品。

主人公が蘇り、一度死んだ理由を探し続ける中で「分人」と言う思想にたどり着く。「分人」は、我々も日常生活する中で、家族と友人・会社・学校、場面場面、会う人会う人によって自分を使い分けている。多重人格とは異なり、ある意味その存在を認めることで、人は正常を保っていけると言う概念。

 

ラストはちょっと物足りなさも感じないではないですが、なかなか読み応えのある作品です。

 

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